生徒の数は、転機を支える責任の数。出会いと成長、そして夢の数でもあるんです。紙谷 佳代 生徒の数は、転機を支える責任の数。出会いと成長、そして夢の数でもあるんです。紙谷 佳代

教員志望ではなかった。
でも、教員にたどりついた。

大学時代、私はウェディング業界や不動産業界を中心にエントリーしていました。結婚式や住宅購入など、人生の転機に寄り添う。そんな働き方に憧れていたんです。でも、受ければ受けるほど、違和感が増してしまって。戦略、売上、利益。面接ではお金の話ばかりで、その話に自分を合わせているうちに「私は目標達成のために不必要なオプションを売れるのか」という疑問が頭から離れなくなっていったんです。そんな時、予定が空いていたのでたまたま参加したのが三幸グループの会社説明会。みんながみんな、生徒のこと、教育のことを熱心に語っていました。専門学校には夢を持つ学生が集まる。その子たちを支え、共に成長できることが嬉しい。そんな言葉は、なんだかスッと私の身体に溶け込んでいきました。会社説明会でも、面接でも、“内定をもらうために相手に合わせる自分”はどこにもいませんでした。教員とは、生徒たちの転機を支える仕事。そこに打ち込むことが最優先。教員こそが、私のやりたいことだったんだ。そんな新しい自分に驚いているうちに、私は三幸グループの一員になっていました。

絶対に成長させる。
絶対にあきらめない。

入社してすぐ、私は挫折を味わいました。初めての生徒、初めての授業。戸惑うことばかりで、生徒たちとぶつかることも多かったんです。でも、膝と膝を突き合わせて語り合ううちに、次第に生徒たちとの距離も縮まっていきました。謝恩会では、クラス全員でサプライズの歌のプレゼントをくれました。いつもは小さな声でしか歌わなかったのに、大合唱。私を驚かせようと、みんなで練習していたみたいです。学生時代は感情的な方ではなかったのですが、あの時は涙を抑えることができずにワンワン泣きました。今でも卒業生から、就職先での武勇伝や、結婚の報告を聞くたびに胸がいっぱいになりますし、「先生がいたから、今の私がいる。ありがとう」と言われると目頭が熱くなります。当時は悩むことも多かったのですが、生徒たちと一緒に成長できたことは大きな自信につながりました。あの時の涙が、教員という仕事の難しさ、楽しさを教えてくれたような気がします。絶対に成長させる。絶対にあきらめない。そんな教員としての姿勢を育んでくれた、今でも忘れることができない思い出です。

大変身のきっかけを、
高校生たちに届けたい。

現在は広報リーダーとして、生徒募集にも責任を持つようになりました。ダイレクトメールやチラシを立案したり、オープンキャンパスで学校の魅力を紹介するためのイベントを企画したり。メンバーと共に戦略を練り、実行していきます。いかに入学希望者を増やすか。それがリーダーのミッションとなっています。こうして入学してくれた高校生たちが、そのまま自分の生徒になることも。今、私が担当するスポーツ保育科は1学年1クラスなので、新入生は、全員自分の生徒として迎えました。「今年も数多くの出会いをつくれたな」「今年は生徒たちの後輩を増やせたな」と思うと嬉しくなりますし、自分の努力が結果として目に見えることは大きなやりがいのひとつとなっています。中には卒業までの間に大変身を遂げる生徒もいます。「広報」は新たな学校生活、人生の転機の“入り口”に関わる仕事。より多くの出会いをつくることは、より多くの転機を支えることにつながっています。もちろん人の夢を、転機を背負う以上、重圧を感じることも少なくありませんが、これからも出会いをつくるために全力を尽くしていきたい。そして、2~3年間という時間の中で共に成長し、自分の夢に向かって進んでほしいと考えています。生徒の数は、転機を支える責任の数。その重みを忘れずに、今後も教員として邁進していきたいと思います。

ある1週間のスケジュール