夢のつづき。
夢のはじまり。
- 三幸学園
- 飛鳥未来きずな高等学校
- 2019年 中途入社
家族の未来を背負って、
天職にチャレンジ。
諦めかけた夢を、もう一度、追いかけたい。大学を卒業後、特別支援学校の教員として働いていた私は、プロ野球選手になる夢を諦めきれず、教師の道を一度離れてプロテストを受けることに。しかし、プロの壁は想像以上に高く、夢は敗れてしまう結果となりました。その後、教育系の民間企業に再就職。児童相談員として、発達障害を抱える子どもたちをサポートする仕事に従事していました。
転機になったのは、付き合っていた彼女との結婚、そして子育て。「これからは自分がやりたい仕事よりも、家族を安心して養える仕事に就こう。」そう考え、教育以外の業界や職種に転職しようと考えました。しかし、なかなか理想に適う仕事を見つけられません。そんなとき出会ったのが、三幸学園でした。安心できる待遇や福利厚生に加えて、私が大好きな教育とスポーツに携われる環境、そして何より、ミッション・ビジョンに心から共感できたこと。結婚・子育てを機に諦めかけた夢を、やっぱりもう一度だけ、追いかけてみたい。妻の後押しもあり、私の新しいチャレンジがスタートしたのです。
教室・授業・相談・進路……。
青春のド真ん中。
高校の教員免許を持っていることもあり、私が配属されたのは通信制高校の飛鳥未来きずな高等学校。はじめ、「通信制」と聞いて想像したのは「ヤンチャな生徒が多い学校?」でした。しかし実際は想像と異なり、他の高校と変わらない、生徒たちの姿がそこにはありました。入社早々、私が任せてもらえたのは、1年生2クラスと2年生1クラス、計3つのクラス担任。そして、保健体育の授業担当。加えて、生徒たちの進路指導。前職では経験したことのない仕事をたくさん任せてもらえる状況に驚きましたが、中途入社の経験を踏まえ、私を信じて任せてくれたのが、非常に嬉しかったのを覚えています。
それから三幸学園で働く毎日は、試行錯誤の連続です。どうすれば生徒たちが有意義な学校生活を送れるか。どうすれば運動やスポーツをもっと好きになってもらえるか。コミュニケーションを深めながら、生徒たちの立場に立った授業や生活指導を実践していきました。さらに通常の業務にプラスして、体育祭や文化祭などの行事担当も任されることに。60人ほどの生徒たちと一緒にダンスを披露したことで、心が一つになれた気がしました。
どこまでも、
信頼を大切にしたい。
高校卒業後の進学先、そして社会に出たあとも、他者から信頼され、活躍できる人材になってほしい。そうした想いがあるからこそ、生徒の言動や行動に対しては厳しく指導することもあります。生徒と衝突したために、「先生に会いたくないから、学校には行きたくない」といった、悲しい言葉をぶつけられることもありました。その度に、教育現場で働く難しさを実感し、心が折れそうになることも……。でも、だからと言って、生徒たちやこの仕事を嫌いになったことはありません。なぜなら、先生があきらめたら、すべての「信頼」が途絶えてしまうと思うから。
そんなとき思い出すのは、私が先生を目指すきっかけになった、中学校時代の恩師の存在。どんなに忙しくても、私が相談に伺うと親身になって悩んでくれた先生。困りごとの相談に、忙しくても付き合ってくれた先生。態度の悪い行動をしたとき、本気で叱ってくれた先生。たくさんの喜怒哀楽を交わした先生だからこそ、本気で信頼できたし、先生のような大人に本気でなりたいと思えたんです。今度は自分が恩師のように、信頼を築ける存在になりたい。だから、どんなことがあっても、一人ひとりとしっかり向き合うことを大切にしています。
一人ひとりのエネルギーが、
大きな推進力となる。
中途で三幸学園に入社したからこそ、感じられたことが2つ。1つは、教職員みなさんが学園のミッション・ビジョンに共感し、教育を通じて、より良い社会の実現を本気で叶えようとしていること。法人が大切にする教育理念が一人ひとりに浸透し、全員が同じ方向を向いているんです。だからこそ、強いパワーを発揮し、大きな推進力を持っている。これほどエネルギーに溢れた企業は、世の中にそう多くはないと思います。
もう1つは、チャンスは平等にあり、思い思いのキャリアを切り拓けること。新卒も中途も関係なく、やりたいことに遠慮はいりません。三幸グループが保有するリソースを使って、夢を形にできる環境があります。実は、入社する際に配属希望を聞かれたとき、高校の他にもう一つ候補を出していました。それは保育事業の「ぽけっとランド」。いつかは保育園を経営したい夢があるので、チャンスがあれば、保育の経験も積んでみたい。部署の異動希望も出せるので、高校で結果を出したあとに改めて希望を出してみたいと思っています。最後にもう一度だけ夢を追いかけたい、と三幸学園にきたけれど。面白いことに、三幸学園で働いているとやりたいことがたくさん生まれ、夢はますます拡がっていくんです。