
没頭できる、
次のステージへ。
- 三幸学園
- 東京医療秘書福祉専門学校
- 北村 綾香 2014年 新卒入社
輝ける舞台へ。
先輩を追いかけて。

大学生活は、冗談抜きでダンスに没頭した毎日。週に3回のサークル練習、空いた時間は接客のアルバイト。夜の遅い時間から日が昇るまで、踊り明かすこともありました。3年時の発表会を最後にサークルを引退したあと、休む間も無く始まった、就職活動。突然、人生の岐路に立たされた私には、特別やりたい仕事は浮かびませんでした。ずっと、みんなと一緒に踊っていられたらいいのに……。それでも、迫り来る就活は、私に突きつけます。「あなたはどんな社会人になりたいの?」
悩んでいたとき、ふとダンスサークルの先輩を思い出しました。大学在籍時からキラキラ輝いていて、カッコよかった先輩。三幸学園という会社?学校?で働いているらしい。連絡をとってOB訪問させてもらい、いろいろ話を聞いてみたんです。すると先輩は、「学校の先生」の仕事をとっても楽しそうに話してくれました。話す姿勢、表情、熱量。言葉以上に、全身から発するエネルギーが嘘じゃないと伝わってくる。何より、大学時代からさらに磨かれ、数百万倍キラキラして見えた、先輩。「私も同じ舞台に立ったら、輝けるかも!」それまで、先生になるなんて考えたこともなかった私が、他の業界や会社に目もくれず、三幸学園という舞台に一直線。ダンスと同じくらい没頭できるステージが、そこにはあるのかもしれない。
あきらめない、
覚悟はありますか。
はじめての配属先は、東京こども専門学校。未来の保育士や幼稚園教諭を育てるのが、私のミッションです。生徒からは「先生」と呼ばれるものの、現場経験や保育士・幼稚園教諭免許を持っていない私が専門教科を受け持つことはありません。主にクラス担任として、生活指導や進路相談、イベント・行事運営などに関わります。生徒たちの一番近くで、それぞれの成長をサポートする、一年間。免許・資格・経験がなくとも、生徒を想う情熱があれば、1年目からでも教師として教壇に立つことができる。信じて任せ、挑戦させてくれる環境は、三幸学園だけなのでは、と感じます。
けれど、裁量の大きさには、もちろん責任が伴います。生徒たち一人ひとりの想いを尊重しながらも、本当に生徒のためになるか、を考える必要がある。専門学校ならば2〜3年間という限られた時間の中で、生徒たちに社会で羽ばたくための心構えを整えてあげないといけない。学園が掲げる「あきらめない教育」というのは、生半可な気持ちのものではなく、本気で生徒のためを考えてとことん寄り添っていく。その覚悟を持つ人だけが、ステージには立てるんだと思うんです。
あふれる涙の裏側には、
成長があふれていた。

入学時はまだ幼さが残る生徒たちも、経験を積み重ねて立派な大人になっていく。心身ともに成長していく姿をみると、本当に嬉しくなります。思い出すのは、三幸学園の姉妹校合同で行われる一大スポーツイベント「三幸フェスティバル」での一幕。学校ごとのチームに分かれ、200名規模の集団行動を作り上げ、競うプログラムがあるのですが、そのパフォーマンスのリーダーを担ってくれた、生徒のAさんがいました。その前年、副リーダーを任された彼女は、組織の上に立つにはまだまだ認識が甘く、その姿勢がまったく足りていませんでした。しかし、3年生でリーダーになったとき、彼女は一人前の顔つきに変わっていたんです。パフォーマンスの指導担当だった私と、演目の内容・構成などでぶつかることもありましたが、そこにはチームのみんなをまとめ、率いる、覚悟に裏付けされた主張を感じられたのです。
フェスティバル当日の朝には、「先生に最優秀賞をプレゼントするから、期待して待ってて。」なんて、頼り甲斐のある声をかけてくれて。まだ演目も始まっていないのに、その言葉にこっそり涙しました。終わってみると、結果は総合3位。優勝させてあげられなかったのは、すごく悔しかったけれど、3位という輝かしい結果は、当時の東京こども専門学校史上、歴代1位の成績。頑張ったみんなを労いながら、今度はAさんと一緒に、盛大に涙しました。
「共育」の道を、
どこまでもゆこう。
以前、クラスを担任していた卒業生との食事会に参加したことがありました。ふと仕事の話を聞いてみると、「うちの保育園だと……」「私が受け持つ子は……」なんて、みんなそれぞれが保育の道を懸命に歩んでいたんです。イキイキと輝く教え子たちの姿をみて、私も教育の道をどこまでも歩もうと決心しました。もっと自分自身が成長して、生徒のために出来ることを増さなきゃ、と意気込んだ私は、生意気にも「主任になりたい」と目標を掲げて、それからますます仕事に没頭するようになりました。
入社から6年が経ち、嬉しいことに主任にも任命され、異動も経験。次の舞台は、東京医療秘書福祉専門学校です。引き続き、この学校でも教壇に立ちながら、主任として18名の先生のマネジメントにも携わっています。これまでは個人の業務に集中していた視点を、より広くチームに向けて、一人ひとりの教職員が最高のパフォーマンスを発揮できるようにコミュニケーションを重ねていく。同僚のみなさんのチカラをお借りしながら、所属する学校の運営、そして学園全体のより良い環境づくりも考えながら仕事に励んでいます。−−−−−− 学生時代の私へ。いまの私は、あなたにはどんな風に映っているのかな? 憧れた先輩みたいに、キラキラ輝いているのかな? そんな風にみえていたら、嬉しいな。